ねえやんのmy roomを読んで、涙が流れた。


ばあちゃんとお別れしてから、もう丸5年が過ぎた。
ばあちゃんが大好きだった、桜の花。
ばあちゃんが最期に食べたいと言った、苺。
そんなに食べられないよってくらいに作ってくれた晩ごはんも、毎晩隣の布団で聞いた昔の話も、今も色鮮やかに心に蘇る。


「マイちゃんは、お見舞いに来たときいつもニコニコしていてえらいね。」
あの頃、叔母さんが私を見てそう言ったけど、それが私にできる最大限で、唯一のことだっただけ。