babyface2008-11-17

生きることが嫌になって、何もかも消えてしまえばいいと思っていたあの頃。それはもう、十数年前のこと。否定を繰り返して、周囲への非難を続けるばかりで、ただやり場のない感情だけが心に溢れていた。いろんなものを傷つけて、傷つけられたような気になって泣いて。そんな私を救ってくれたのは音楽だった。未来は現在を超えるのだと。苦しみは長くは続かないよと。一筋の小さな光は、いつしか何よりも強く輝いていた。


たくさんの曲を聴きながら、ずっとずっと、全身の鳥肌が止まらなかった。
心に響く、体中に残る、その声。苦しくて嬉しくて、涙がこぼれた。
息を吸うのも惜しいほどに、全ての音を聴き逃さないようにと。




こうして憧れの人の声を聴くことができるのは、過去があって今があるから。
昨日は最高に幸せで素敵な夜だった。