あおもりのひとに対して多くのことを望まなくなってから、少しだけ心に余裕ができた。「大好き」を超えると、不思議と安心が生まれるということを知った。彼はちゃんと、あたしの言葉に向き合ってくれる。それだけで充分。

笑っちゃうくらい熱くて、一生懸命で、誰よりも努力を惜しまない。周りからの期待も、信頼も厚い。だけど財布をなくしてみたり、少しおっちょこちょいなところもある。仕事のことで悩んでいて、自分のやりたいことと離れた環境になってしまうこと、それに抗えないことに葛藤している。いいところも悪いところも、たくさん言える。たくさん知ってる。

「大丈夫、俺らはちょっとスロースターターなだけ。ちゃんと少しずつ成長しているから。」

あったかすぎて涙がでるよ。その言葉をお守りに。