パーマネント野ばら (新潮文庫)

本は読んでないけど、映画を観に行った。
ずっと観たくて、でも上映してるところが少なくて迷ってたんだけど、やっと今日観ることができた。ところどころ笑って、最後は何と表現して良いのかわからない感情に埋もれた。ラストの菅野ちゃんの微笑が、苦しくてせつなくて。人はきっと、何かに依存しながら生きている。仕事、恋人、親、子供、対象は様々。心の中の世界に生きている人もいる。それを否定しない、人々の優しい嘘。ひらひらと舞う、白いワンピースが印象的だった。菅野ちゃんの表情も服装も全てが可愛くて、映画の雰囲気と調和していた。女としての生き方を問うような作品。